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校訓
敬愛の誠心を深めよう
人間の社会が無限の相関の関係で営まれている事実を正視熟考すれば、人間は本来一体であることの実感が湧き、人々が相互敬愛の誠心で結ばれ合うところにこそ、幸福な人生の開花があることが納得される。この関係を押し広めていくことができれば世界平和の実現も可能であることも理解できる。この誠心を深く培うことが、わが校の教育の精髄である。
正義につく勇気を養おう
正義を究めてその正義が護られ、実現される社会が理想の民主主義の社会である。然るにこの正義につくのに勇気が要るのが人生の現実であって、この勇気のある人が少ないために、社会にいろいろな不都合が起こることが甚だ多い。日々の切磋琢磨の生活を通して、正義を愛し、之を護って実現する勇気ある青年に育つことがわが校の教育の目的である。
自律の精神で貫こう
人々の間が際限もなく広く結ばれて、お互いに相寄り、相助け合って営まれている社会の中にある自分であることを理解して、自らの持場と責任を自覚し、この自覚を一切の行動の源泉に、理想を追うて倦むことなく、良心に従って自分を正しつつ、努力を怠らぬ自主自律の精神を身につけた人格に育つことが、わが校の教育を貫く理想である。
教育目標
創立100周年記念モニュメント「有法子」(2022年)
有法子(ユーファーズ)
「有法子(ユーファーズ)」とは、「方法はある」という意味の中国語の言葉で、「どんな状況でも必ず打開策がある」という前向きな姿勢を表しています。これは、本校創設を提案し、第4代国鉄総裁を務めた十河信二氏の座右の銘とされています。
このモニュメントは、本校創立100周年を記念して生徒が考案したもので、第16代・佐藤元哉校長によって「有法子」と名付けられました。本校の新たな100年に向けてのシンボルとなっています。
シンボルマーク(2016年)
シンボルマークの由来
ゲート棟付近に置かれている「敬愛の像(別名:日月の碑)のフォルムをモチーフに、芝浦工大の頭文字の「S」の字体を模ったものです。
マークの3色のカラーリングのうち、緑色は芝浦の学園色を、青色は豊洲の海をイメージし、そして中央のオレンジ色は敬愛の像の太陽の光(愛)と月の光(学問)を表しています。
象徴碑
敬愛の像(別名:日月の碑)
1961年に当時の池袋校舎に建てられた、本校の校訓、中でも最も重要とされる「敬愛」を象徴するシンボル。太陽(表面)と月(裏面)を教師と生徒が捧げ持っている姿を現しています。当時の山本頼雄校長は「人間が相互の敬愛で結ばれて初めて幸福になれることは、地上の生命が日月の慈光を受けて生々発展するのと同じである」と考え、これを師弟が鑽仰する姿を表現することで本校の教育を象徴するものとしました。この像は教員の指導のもとに生徒が共同して創作したものです。本校創立100周年の2022年に修復を行いました。