芝浦工業大学附属中学校|スクールガイド2026
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13生徒の知識と関心を深め、日々の勉強の動機づけを行うために全教科で「ショートテックアワー」の授業を設けています。理系教科だけでなく、国語や社会、英語、芸術、保健体育に至る全教科で、全教員がテーマを考え、担当教科と科学技術との関わり合いを生徒に紹介します。英語(中3)英語(中1)Imagine the world in 2050未来の科学技術を想像してみよう美術(高1)言語文化(高1)国語(高1)歴史総合(高1)公民(中3)数学(高1)数学B(高2)物理(高3)化学基礎(高1)卵を電子レンジで加熱して爆発させる動画がSNSなどで広まっているが、実際はどうなのか?爆発しない調理方法などを実験しながら、電子レンジの仕組みを考え、安全性を検討する。生体模倣技術(biomimetics)をテーマに、nature(自然界)とcharacteristic(特徴)、そしてその結果生まれたideaとproductsを知る。また生徒自身にもオリジナルのbiomimeticsを考えてもらい、発表。25年後の世界ではどのような科学技術が使われているのかを想像する。3学期の既習文法である未来形「will」を使って未来の科学技術を予想した文を作る。エッチングの方法を知る(腐食と中和)・エッチングで起きている反応を化学式から読み解く・紅白梅図屏風で用いられている科学技術(硫化)を知る・エッチングの現在の活用を知る(半導体の分野)。古典文学と天文学を結び付け、古典に興味付けをする。授業で触れた人物たちが見た星空を再現し、文章に残されている表現を確認する。文学と科学技術の最先端を感じてもらう。生成AIでの画像生成で自身のイメージに近い小説の世界観を表紙絵に落とし込む作業を通してプロンプトの正確性や不正確性の二面性を知る。私たちの身近に存在している土木技術の歴史的遺産として、日本古代史の人工的土構造物・石造構造物と定義づけられる古墳を題材に、土木工学や土質工学の分野から、墳丘の盛土や築造基盤・デザイン、石室の構造などについて考察する。歴史上の出来事が、当事者の計算のもとに考え出されたことを、数学的に導いていく。また、実際に計算された政策が当事者のあいだでどのように取り扱われ、実行されたのかも考察する。そして、計算されたものだけでは無理があり、人間の英知によって歴史が動かされたことを実証していく。90°システム広告(サッカーの試合などでゴールポスト脇にある広告)を知り、実際に自分たちで仕組みを思考し、設計し、作ってみる。世の中で数学が活用されていることの一例を知って、身体性を伴う活動によって数学を深く理解する。ベクトルの内積を学習する際に「ベクトルの外積ってあるのか」という声をよく聞きます。中学理科や高校物理でその概念を学習するが、高校数学では扱わない。ドライヤーを例に外積の概念を知る。ニュージーランドの日時計、天文台での天体の動きの動画を見せ、日本と何が違うかを考えさせる。また、飛行機内の写真を見せ、この日が何の日かを考える。結合の種類で、共有結合についての仕組みを教える。また、それが連続的に起こる重合(じゅうごう)についての説明をする。重合を規則的に並ばせるとどのようになるか現代の技術と合わせて説明する。「理系」ではなく「理工系」教育。科学的探究心と“ものづくり”の経験にICTの知識を加えた、本校独自のプログラムです。Biomimeticsエッチング古典文学と宇宙小説の表紙絵をデザインしてみよう古墳造りの技術とデザインゲーム理論を用いて歴史を解釈するサッカー選手はなぜ看板を突き抜けられるかドライヤーの風力とベクトルの外積ニュージーランド研修理科的な見どころ立体規則性触媒について電子レンジはなぜ卵を爆発させる?中2・家庭科(2024年度実施分)国語・英語・音楽など、すべての教育と科学技術の関わり合いを学ぶテーマ例芝浦でしかできないSTEAM教育PICK UPショートテックアワー[通年・全教科実施]理工系教育

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