実装されたテクノロジーやシステムで「すごい!」と思うものを調べたり、企業のV字回復事例を調べて、SIT7(芝浦工業大学の7つの学問分野)にゆるく分かれて、共有します。自分が調べてわかったこと、面白かったこと、誰かに伝えたくて、話は尽きません。観客を惹きつけるキャッチーなタイトルと学術的な副題をつけて、ポスターを作成します。工学探究の要素である、社会課題、ターゲット、理工系の知識が含まれるように副題をつけるのは意外と大変です。フェーズ2で着手するプロトタイプのアイデアを3DCADで描いた設計図やアプリのUIなどとともに発表します。探究活動の最後の砦は卒業生です。理工系分野を中心とした様々な世界で卒業生が活躍しています。現実の仕事のこと、社会人だから見える社会課題や解決策など、困ったら先輩に聞いてみることができます。もちろん企業や大学の先生、本校教員からもアドバイスをもらいます。探究だけではなく、講演、進路や就職の相談まで、生徒の延長線上にいる卒業生が答えてくれます。OB、OGの情報を集め、生徒の学びをサポートする人材バンクを運営します。悩んだ時は、友人との対話やメンターの先生との壁打ち、生成AIに質問を投げかけながら探究を進めます。自分が設定したテーマの先行研究を論文で調べるリサーチスキル講座や生成AI講座など探究スキルを獲得する講座を通して、探究を推進するエネルギーを手に入れます。株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント芝浦で中高を過ごして培った探究心を糧に、アメリカの工学部で学び、現在はゲーム機器の開発に携わっています。プレゼンの壁打ち役として探究の場に参加した際、生徒たちが課題を自分ごととして捉え、驚くほどクリエイティブなアイデアを形にしている姿に感心しました。その柔軟な思考に、私も大いに刺激を受けています。海外留学やエンジニアに興味のある方は、ぜひお声掛けください。 伊藤拓海2016年卒University of Nebraska-Lincolnその分野の知識だけでなく、英語力も必要だということを知った。理工系の知識で社会課題を解決するテクノロジーでセカイに新しい価値を創出する探究のクオリティを高め、プロトタイプを作成するポスターを作成することは一年間の振り返りのようで自分のやりたいことを探究できるようになって自由度が上がって探究しやすくなった。研究職につくためには中学・高校・大学院と計12年を芝浦で過ごした経験を活かし、学校生活や進路、研究活動など幅広いご相談に対応します。情報工学を専攻し、国内外での学会発表経験から、研究活動に関する質問も歓迎です。現在は大手通信企業でソフトウェアエンジニアとして働いており、IT業界やエンジニア職に興味がある方は、お気軽にお声掛けください。ソフトバンク株式会社武藤駿嗣2016年卒芝浦工業大学大学院(電気電子情報工学専攻)とても良かった。理学と工学の違いについて、再現性や新規性の観点からも知ることができた。MissionActionCreation12実施プログラム例SHIBAURA人材バンクセカイを知ろう/過去から学ぼう探究DAYで発表しようーフェーズ1発表ー未来創造ベンチャー探究活動を開始しよう生徒の声工学探究
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